天国と地獄はなかよし

たこさんのしがない日常。

あなたの子供にテレビを見せてください

ブログでもなんでも、文章にタイトルをつけることは得意でむしろ何案も出てきて困ってしまう性分なのだけど今回は本当に本当に思っていることを書くのでACもびっくりの意見広告風なタイトルにした。

大阪にいる。今日の大阪は春を飛び越し夏が間違えてやってきたみたいな陽気、いやもはや熱気で、天気にテンションをものすごく左右されるわたしは起きるなり(なお15時に起床)ウキウキで外出の支度をしていたのだった。

「ふんふん、今日はごきげんだ〜♪ ごきげんなww 蝶になってwww」

この曲をご存じだろうか。

わたしは今年で36歳になるが、これはギリ昭和〜平成初頭世代に凄まじく刺さる曲でカラオケで誰かが歌った時なんて男女問わず狂喜乱舞する曲だ。

1999年に放映されていたデジモンアドベンチャーのエンディングテーマ「らしい」。

なぜこんな言い方になるのかというと、父親の教育方針でテレビを見れない家庭で育ったからだ。

子供は制限されたものに執着するようになるという話をTwitter上ではよく見かけるが、わたしの2人の弟の内の1人はいつしかルールがなあなあになり自宅でテレビを見れるようになった時、CMの合間に録画している番組を見るようになった。もう1人の弟は少し歳が離れているのでまたテレビ禁止の元に育てられたのだけど、テレビ禁止の令が出された時には吐くまで泣いたらしい。

ちなみにわたしはじっとしていられないしその夜眠れなくなるので、映像コンテンツを自ら視聴することはいまだにあまりありません。ADHDでよかった〜!

でも全然よくないことがひとつあって、それがカラオケなのである。

みんなが狂喜乱舞する最中呆然とするワイ。そんな夜を何度も超えると……そうだよね、わかるよね。知ってるふりをするようになるのだ。

神曲キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ぐらいのテンションを装い冒頭部はみんなと熱唱。ウォウウォウウォウォウウォウももちろん全力。

ワイこう見えて(?)全ての物事には意味、というか意義があると思っていて、どんな時でも相対する物事や人物、自分の感情や思考を観察すると何らかの学びはあると思っている。何が言いたいかというと居心地よくない空間でもなるべく前向きに捉えようという努力はしている。

そんなワイがゴキゲンな蝶になっている時は本当に空虚だ。惨めさすら感じる。

過去は取り戻せない。同世代との共通の思い出がないの大人になってから結構本当にリアルつらい。

そして今回のタイトルになるというわけよ。あなたの子供にテレビを見せてください。今ならYouTubeか?みんながSMAPTOKIOとV6の話をしている時に(男子はミニモニ)わたしはなにがなんだかわからなかった。そして今でもカラオケでなにがなんだかわかってない。わかる日は来ない。