天国と地獄はなかよし

たこさんのしがない日常。

生殖してますか?

タイトルは「ニンニク入れますか?」のアクセントで読んでください。

花が美味しかった試しがないな。白い花を引きちぎり口にした後そう思った。
誤解のなきよう。なにもその辺の花壇から失敬した訳ではない。道の駅で手に入れた花わさびだ。
そしてその1秒後に、例外がふたつだけあることを思い出した。それは後ほど触れるとして。

そもそも花を食べる機会というのはそんなにないが、わたしが食べた花たちは揃いも揃ってほぼ存在していないほどに花弁は薄く、そして主張のない苦さと嫌な酸っぱさがあったように記憶している。

花、おいしくねえな……。湯船に浸かりながら改めて考えた。
4月から青森の実家で暮らしている。実家の浴室は使えない状態であるため、徒歩圏の温泉に毎日行っている。これは子供の頃からの習慣でそれでわたしは立派な風呂嫌いになったという訳だ。熱いのよ、湯が。低血圧だから普通に具合悪くなるし。

考えてみれば花は生殖器で、そう思うと美味しくないというのは当然のことのように思える。男性器の串刺しや女性器の(一部の)しゃぶしゃぶを想像してグエっとなった。

しかしわたしが知っているふたつの例外、ケイパーと金針菜は本当に美味しい。
食べられるどころか両方ともとても口に合う。
子供の頃からスモークサーモンに添えられているケイパーをつまんで食べていた記憶があるぐらいだ。
金針菜は都内の焼き鳥屋さんで何度かいただいた。なんとユリの花の蕾だそう!
いや、これ書きながら今気がついたけどこれどっちも花じゃなくて蕾か!!!
そしてひとつ思い出したぞ!桜の花の塩漬け、あれは美味しいね!

蕾を食べるという行為には少しだけ背徳感が伴う。ユリの花なんて特にね。
また食べたいな〜金針菜!金針菜が食べられる焼き鳥屋さん情報お待ちしております!
サイコパスみたいな締めになっちゃった!蕾といえど生殖器!同物同治(←ゴールデンカムイで覚えた言葉)の精神でみんな花や蕾を食べて生殖しよう!

美味しいお花情報もお待ちしております!スミレの花の砂糖漬け以外でお願いしますね!